プアマナのブログ

忘れたくない楽しみ

「皇居三の丸尚蔵館」と「林芙美子記念館」

GW後半戦
好天続きでお出かけ日和♬


どこも混雑しているだろうから
家族連れの行かなさそうなエリアへ


どこにしようかと考えたのは皇居
電車に乗って東京方面へ


東京駅には日の丸がはためき


朝10時前は人影まばらで


近代的なビルとお堀端は
外国からのお客様が写真を撮っている姿が見られ


皇居内でも出会えるのはほぼ外国の方
いろんな国から訪れてくれて嬉しいです



「三の丸尚蔵館」が新しくなり
「皇居三の丸尚蔵館」として開館され


「皇室のみやび」をテーマに
多種多彩な収蔵品が展示されるということで


オンラインチケットを買い
じっくりと観てきました


先日観た民芸品とは対極の
超絶技巧が施された美術品の数々


手に入ることのない美術品を観るのも
大好きな事の1つです


その後は地下鉄を乗り継いで
西武新宿線にある中井駅へ


目的は作家・林芙美子記念館


昭和16年(1941)8月から
昭和26年(1951)6月まで住んでいたとの事


こだわりと愛情がたっぷり詰まっていて
至る所に工夫がなされ


1つ1つ感心することばかりで
とても興味深かったです


小柄な身体に合わせて作られた台所に
国産第1号の冷蔵庫


客間にある神棚は収納でき
すっきりとしていて(他の部屋は仏壇も収納式)


戦時中にため建坪の規制があったので
夫婦それぞれの名義で建てたものは


渡り廊下で繋がれていて
アトリエや書斎などがあり


押し入れが作れなかった部屋の収納箪笥は
更紗の布が張られてお洒落


近年張り直しした時には30万円も
かかったとの事


人気作家となって得たお金を
自分の日々暮らしの為に費やす


46歳の早すぎる生涯ではあるけれど
この家で充実して執筆されていたんだなと


そんな事を実感する住まいでした


流れる映像の中で「60か70歳くらいになったら
本物が書けるようになるかも」と仰っていた


切ない気持ちにはなったけれど
今では私よりずっと年若い作家から


多くを教えて頂けたような
そんな気がする時間でした✨